女子力高めなはずなのに
朝食を食べた後、「え?着替えちゃうの」とふざけたことを言う井川さんを無視して、自分の服に着替えて軽く化粧をした。
「送っていってやるよ」
ジャケットを羽織った姿が、またいつもと全然違ってカッコイイんだよな……。
つい見惚れてしまってハッとした。
「え?いや、大丈夫。一人で帰れるから」
「ここまで世話になっておいて、今さら遠慮するなよ」
「……うん」
結局、井川さんの車で家まで送ってもらった。
さすがに運転する時は眼鏡かけるんだ……。
でも、眼鏡をかけても、その横顔はもう色白やせ眼鏡には見えない。
あっという間に家の前に着いて車から降りた。
意外と近くに住んでいたらしい。
「重ね重ね、ありがとうございました」
「いえいえ。またいつでも来いよ」
「結構です」
「ワイシャツ貸してあげるから」
「結構ですっ!」
「フフッ、じゃあね」
井川さんは笑いながら手を振って車を発進させるとあっという間に去って行った。
みるみる遠くなる車を見送りながら、茫然とした。
「送っていってやるよ」
ジャケットを羽織った姿が、またいつもと全然違ってカッコイイんだよな……。
つい見惚れてしまってハッとした。
「え?いや、大丈夫。一人で帰れるから」
「ここまで世話になっておいて、今さら遠慮するなよ」
「……うん」
結局、井川さんの車で家まで送ってもらった。
さすがに運転する時は眼鏡かけるんだ……。
でも、眼鏡をかけても、その横顔はもう色白やせ眼鏡には見えない。
あっという間に家の前に着いて車から降りた。
意外と近くに住んでいたらしい。
「重ね重ね、ありがとうございました」
「いえいえ。またいつでも来いよ」
「結構です」
「ワイシャツ貸してあげるから」
「結構ですっ!」
「フフッ、じゃあね」
井川さんは笑いながら手を振って車を発進させるとあっという間に去って行った。
みるみる遠くなる車を見送りながら、茫然とした。