偽り同士の偽りのカップル。


看護師さんに渡された鏡で

自分の姿を見た瞬間。


私は声を失うほど


驚き、そして恐怖を感じた。


だって私の眼の色が・・・


真っ赤な血のような色に変わっていたから・・・



「ど、どうして・・・どうして目の色が違うの!?

ねぇ!!なんで?!どうして・・・」


「落ち着いてください。

私のこのようなケースは初めてなのです・・・

精神的ダメージで声が出なくなったり


髪の毛が抜けたりなどはありました・・・

ですが、朱色さんは異例の異例なんです。


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