悲しみ1秒笑い永遠。
「あっ…あのさっ…!」

「!?」

急に後ろを振り返った白い髪の女の子。
私は飛び上がるようにびっくりした。

「な…何……?」

若干裏返った声で尋ねると女の子は下を向きうるうると口を開いた。


「私の事…気持ち悪いとか…思ったでしょ?」

「え…」

全くだ。
気持ち悪いどころか美しいと思うほどだった。

よく見ると女の子は驚くほど可愛かった。
白い肌にまん丸な目と長い睫毛。

気持ち悪いなんてありえない。

「そんなことないよ、私はねすっごい綺麗だなって…」

女の子はまん丸な目をもっとまん丸にして震えた声で言った。

「本当に…こんな白い髪でも…気持ち悪いとか…ない?」

「あるわけないじゃん。」

私は作りたてな笑顔で笑った。
すると女の子はパァーッっと笑顔になった。


すると私の手を握り言った
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