キャッチ・ミー ~私のハートをつかまえて~
アイ・シー・・・ユー
誰かに愛されたければ、まずは自分を愛すること。
誰かを幸せにしたければ、まずは自分が幸せになること。
もっと自分に構おうよ。
慈しんであげようよ。
真吾くんに愛されているなつきちゃんを見て、そういう風に思った私は、それから2日後、なつきちゃんへ電話をかけた。
かくして、2月14日のバレンタインデーになつきちゃんと会うことになった私は、バレンタインのプレゼントを物色しに、翌日デパートへ行った。
・・・ない。
和人さん、ネクタイしない人だし。
ネクタイピンもしない人、みたいだし。
仕事関係グッズはやめたほうがいいかな。
ってもう、何あげたらいいのか、全然分かんない!
やっぱり、和人さんが食べたいっていう食事を作ってあげるのが、一番いいのかしら。
でも・・・食事は最初からそうするつもりだから、プレゼント以前のことだし。
チョコは手作りするし。
なつきちゃんの提案で、14日には、なつきちゃんのお友だちのお宅で、フォンダンショコラを作る、というプランは確定している。
14日、和人さんいるかな。
・・・あぁ!今日はもう止めておこう!
ひとりでデパートへ出かけたのは久しぶりなせいか、人ごみに酔ってきた私は、頭がパンクする前に、家へ帰ることにした。
まだ日にちはあるんだから、プレゼント間に合う・・・「あれ?」。
いつも感じるペンダントの感触が感じられなかった私は、慌てて鎖骨周辺を探るように触ってみた。
だけどやっぱり、ペンダントがない。
私は急いでバスを降りると、またデパートへ引き返した。
うちの玄関ドアに寄りかかって、腕を組んでいた和人さんは、私を見て開口一番、「どうした」と言うと、すぐに私を抱きしめてくれた。
「聖。何があった」
「・・・た。うっ、ううぅ、ごめんなさ、い・・・」
「あ?何。もう一回言って」
「ペンダン、ト・・・・・・落と、した」
和人さんにしがみついた私は、おいおい泣きながら、どうにか言った。
「もしかして、それ探してたから帰りが遅くなったのか?」
「う・・・デパートにも、引き返したけど、でも、みつからな・・・かったの・・・ううっ。そこでなくしたのか、結局、分からないし。せっかくかずとさんが、くれたもの、なのに・・・大切にしてたつもり、だったんだけど・・・ごめん、なさい」
和人さんがくれたペンダントを失くしちゃうなんて・・・もう本当に私はバカだ。
私は自分で自分が情けなくなった。
「仕方ねえじゃん。また同じの買ってやる」
「ううんっ!ううん・・・いいの。同じの・・・ないから」
多分、同じ型のペンダントは売っていると思う。
だけど、和人さんがプレゼントをしてくれたペンダントは、あれ一つだけだ。
と私が言いたいことが分かってくれたのか、和人さんは「そうだな」と言ってくれた。
「とにかく、おまえが無事でよかった」と和人さんは言うと、私の額に軽くキスをしてくれたおかげで、私はピタッと泣き止んだ。
「おまえはいつもこの時間帯には家にいるから、今日は寄ってみたんだ」
「・・・晩ごはん、食べた?」
「いーや」
「私も。じゃあ今日は、ハンバーグでいい?」
「おまえが作ってくれるもんなら何でもいい」と言う和人さんを、私は家へ招き入れた。
誰かを幸せにしたければ、まずは自分が幸せになること。
もっと自分に構おうよ。
慈しんであげようよ。
真吾くんに愛されているなつきちゃんを見て、そういう風に思った私は、それから2日後、なつきちゃんへ電話をかけた。
かくして、2月14日のバレンタインデーになつきちゃんと会うことになった私は、バレンタインのプレゼントを物色しに、翌日デパートへ行った。
・・・ない。
和人さん、ネクタイしない人だし。
ネクタイピンもしない人、みたいだし。
仕事関係グッズはやめたほうがいいかな。
ってもう、何あげたらいいのか、全然分かんない!
やっぱり、和人さんが食べたいっていう食事を作ってあげるのが、一番いいのかしら。
でも・・・食事は最初からそうするつもりだから、プレゼント以前のことだし。
チョコは手作りするし。
なつきちゃんの提案で、14日には、なつきちゃんのお友だちのお宅で、フォンダンショコラを作る、というプランは確定している。
14日、和人さんいるかな。
・・・あぁ!今日はもう止めておこう!
ひとりでデパートへ出かけたのは久しぶりなせいか、人ごみに酔ってきた私は、頭がパンクする前に、家へ帰ることにした。
まだ日にちはあるんだから、プレゼント間に合う・・・「あれ?」。
いつも感じるペンダントの感触が感じられなかった私は、慌てて鎖骨周辺を探るように触ってみた。
だけどやっぱり、ペンダントがない。
私は急いでバスを降りると、またデパートへ引き返した。
うちの玄関ドアに寄りかかって、腕を組んでいた和人さんは、私を見て開口一番、「どうした」と言うと、すぐに私を抱きしめてくれた。
「聖。何があった」
「・・・た。うっ、ううぅ、ごめんなさ、い・・・」
「あ?何。もう一回言って」
「ペンダン、ト・・・・・・落と、した」
和人さんにしがみついた私は、おいおい泣きながら、どうにか言った。
「もしかして、それ探してたから帰りが遅くなったのか?」
「う・・・デパートにも、引き返したけど、でも、みつからな・・・かったの・・・ううっ。そこでなくしたのか、結局、分からないし。せっかくかずとさんが、くれたもの、なのに・・・大切にしてたつもり、だったんだけど・・・ごめん、なさい」
和人さんがくれたペンダントを失くしちゃうなんて・・・もう本当に私はバカだ。
私は自分で自分が情けなくなった。
「仕方ねえじゃん。また同じの買ってやる」
「ううんっ!ううん・・・いいの。同じの・・・ないから」
多分、同じ型のペンダントは売っていると思う。
だけど、和人さんがプレゼントをしてくれたペンダントは、あれ一つだけだ。
と私が言いたいことが分かってくれたのか、和人さんは「そうだな」と言ってくれた。
「とにかく、おまえが無事でよかった」と和人さんは言うと、私の額に軽くキスをしてくれたおかげで、私はピタッと泣き止んだ。
「おまえはいつもこの時間帯には家にいるから、今日は寄ってみたんだ」
「・・・晩ごはん、食べた?」
「いーや」
「私も。じゃあ今日は、ハンバーグでいい?」
「おまえが作ってくれるもんなら何でもいい」と言う和人さんを、私は家へ招き入れた。