晴れ女
熱を帯びる顔を隠す様に帰り支度をしていると、ニヤニヤしながら朝陽が
「陽菜は恥ずかしがり屋だからなあ」
と顔を覗き、ワーワー言いながら朝陽の家を出たのは4時半を廻っていて。
外は暑苦しいムーンとした空気が漂う中駅まで走る事になった。
お風呂入ってメイクして浴衣着て……
もう!携帯アラームかけとくんだったよ。
電車に乗り込むも、ソワソワと落ち着かない。
早く……早く……
せめて7時迄には会場に着きたい。
朝陽とはいつも家ばかりで。
別に一緒に居れるなら、どこだって構わないんだけど、それでもデートらしいデートは初めてだから。
花火は八時前からぐらいだろうけど、人が多くなって歩きにくくなる前に屋台も見たい。
「陽菜は恥ずかしがり屋だからなあ」
と顔を覗き、ワーワー言いながら朝陽の家を出たのは4時半を廻っていて。
外は暑苦しいムーンとした空気が漂う中駅まで走る事になった。
お風呂入ってメイクして浴衣着て……
もう!携帯アラームかけとくんだったよ。
電車に乗り込むも、ソワソワと落ち着かない。
早く……早く……
せめて7時迄には会場に着きたい。
朝陽とはいつも家ばかりで。
別に一緒に居れるなら、どこだって構わないんだけど、それでもデートらしいデートは初めてだから。
花火は八時前からぐらいだろうけど、人が多くなって歩きにくくなる前に屋台も見たい。