晴れ女
「もう……姉ちゃん達!陽菜ちゃん疲れてるから俺達部屋行く……ほら、行こ」


手を引かれ立ち上がると、唐揚げだけ持たされた慎吾。


「すいません……お邪魔します」



リビングを後にする時、四人に頭を下げると笑顔で手をふってくれた。




――――――――
――――――
――……



――バタン……


多分慎吾の部屋であろう中に入り扉を閉める。


シンと静まる室内。


「ぱ、パワフルなご兄弟で……」


「騒がしいだけだよ」



帽子を脱ぎ捨てテレビを付けるとベットに腰かける慎吾。
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