晴れ女
確かに騒がしいかもしれないけど。

それでも仲が良さそうだなと思った。

彼女って勘違いされたから余計かもしれないけど、気まずさなんて欠片もなくて。

寧ろお姉さん達のおかげで、肩の力も抜けたし。



数分後、部屋着を持ってきてくれた女の人にお礼を言い、着替えてる間慎吾は部屋の外に居てくれて。


ドア越しに家族の事を話してくれた。


エプロン姿の女の人はやっぱりお母さんで。
金髪と茶髪の人はお姉さん。

さっき、部屋着を持ってきてくれた眼鏡の人は妹さんみたい。


「父ちゃんは単身赴任であちこち飛び回ってるから俺家に男一人」
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