晴れ女
おでこをくっつけて笑う私の頬にチュッと唇を寄せる。


「くすぐったい~」


キャハハとはしゃぐ私にちょっと慎吾は拗ねていて。


「ま、いっか」


「キャーッ」



横腹をくすぐられそうになり慌てて逃げる。


ここが慎吾の家で下には家族がいるから?
いきなりは急すぎるから?

肌を重ねるのに抵抗があるのかと言われれば正直その時にならないと分からない。



でも慎吾なら。
私を一番に考えてくれる慎吾なら、察してくれると思った。
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