晴れ女


浮気……な訳ないよね。俊に限って。


考えは一度嫌な方へ進めば、もう軌道修正は出来なくて。

結局。


それから全く眠れず。

朝から軽くシャワーを浴びると、制服に袖を通して家を出た。


さむ。

冷たい風が足を攻撃してるよ。

でもタイツは履きたくないし。


はぁ、と吐く息は白く。
私の頭も真っ白になってしまえばいいのに、と。

今さら重くなる瞼に自嘲的な笑みを漏らした。
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