晴れ女

【着信;朝陽】


時刻は7時12分。


朝から元気だな。オイ。


「はい」

だけど嬉しい気持ちは隠しきれず。


1つ深呼吸をした後、通話ボタンを押した。



『今、お家の前に居るの』

「はは…………はあ!?」


ヘリウムガスを吸った様な声で電話してきた朝陽。

一瞬笑ったけど。

考えたら…………はあ?


「今のは冗談?」

『ふふふっ。私今……あなたの後ろに居るの』

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