晴れ女
教室に着き、鞄を枕にして、机に突っ伏した。


眠い……



自然と瞼が下がり、窓側の席の私は風が気持ちよくて。



――今日移動教室ないよね?


頭の中で時間割りを思い浮かべながら意識を手放す寸前。





「死んでんの?コイツ」



耳に届いたのは、一時間前まで一緒に裸で布団にくるまっていた男。



朝陽 一成。
(アサヒ イッセイ)



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