晴れ女
自嘲的に鼻で笑うと、今度こそ眠ろうと机に突っ伏す。


誰のせいで寝不足だと思ってんのよ。


……自業自得だけどさ。



ゆっくり瞼が下りてきて、6月の生ぬるい風が頬にあたる。



深く暗闇に落ちていく中で、裸で抱き合って眠った朝陽の腕が少しだけ恋しくなった。
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