貴方とずっと…。
親指から味まり、


人差し指。


中指。


薬指。



一本の指を切り落とすたびに、ごとん。


ごっとん。


ばき。




そんな音が聞こえてくる。



重労働だったのか、
はあはあと、酸素を求めてあえぐ。






「せんぱいは、おおごえ、あげないで・・・・。
おろこうさんだねえ?」






にっこりと微笑みながら。



ナイフの似合う、猟奇的な顔で。



ゆっくりと、もったいぶるように



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