壁ドンって………

本番……

side佑介

今日は本番だ。
今日まで、部長に話しかけても無視されている。
だから、今日で区切りをつけるんだ。

『これから、演劇部の発表に入ります。会場の皆様、席におつきください。』

はじまる。俺は決心して舞台へと足を踏み出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「えっ、ちょっとなに………?」(瑠流)
「俺の事嫌い……ですか?」(佑介)
「いや、そんなっそんなわけっ」(瑠流)
「キライじゃないなら、今日放課後、駅前のLeoっていう喫茶店で待ってて。」
(佑介)

そして舞台は喫茶店へ─

「好きです!、部長!付き合ってください。」

俺は、舞台で部長へお返しの告白した。少し恥ずかしかったけど。
部長に言うつもりで。

そして、俺は幕に入ると同時に、部長の耳元で、

「俺と付き合ってください。」

と言った。部長は泣きながら、

「はい。」

と、頷いたのだった────
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