イチゴミルク *
2本目 : 好きがギャグ
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帰り道、いつも通ってる道にある自販機。
「…あ…」
そこでふと目についた。
一番下の段の真ん中あたり。
あのピンクの目立つパッケージ。
「イチゴミルク…」
た、試しに買ってみるだけだし。
あたしだって前から気になってただけだし。
カバンから財布を取り出して
チャリンと小銭を入れた。
……なんで藤田くんが飲んでたものなんか買ってんだか、あたし…。
ガコンと下に出てきたパックを取り出した。
冷たい…。
こんな寒い時期なのに、
なんで藤田くんはいつも冷たいイチゴミルクなんて飲むんだろう。