イチゴミルク *




「あたしが藤田くんのこと好きとか………ギャグじゃん」









********




「……ギャグだよね」

「…………ギャグだね」



あ〜〜〜〜〜〜っ!!!!



次の日の朝、すぐに友里に言うと
当たり前のように降ってきた言葉。



「きもいよね、きもいよね?」

「…や…きもいっていうか…。
好きな人が出来るのはいいけど、なんで藤田くん?」



若干失笑気味の友里は、
後ろの方の席の藤田くんの方に振り返った。



今日もまた、1人。
耳にイヤホンをつけて、しらっとしてる。


その光景が当たり前となった今、
一部の女子を除いて、誰も話しかけようとしない。



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