なつとふゆ


「詩織ちゃんに新しく入ってきた人の指導お願いしてもいいかしら」


「私でよければ全然大丈夫ですよ」


後輩か…
1年やってきて初めての後輩がくるんだ


不安になりながらもどんな人かワクワクしていた。


少しすると理恵さんが男の子を連れて歩いてきた。



「はい、今日からバイトの冬斗くんです」



えええええ!!
私は驚きすぎて口をかけたまま固まった。



「詩織ちゃんだ!知ってる人で安心したよ~よろしくね」



そう言って冬斗さんは笑顔で私に手をふった。



「知り合いなのね、ちょうどよかったわ。じゃああとはよろしく」



理恵さんは先にホールに出ていった。




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