なつとふゆ

ふゆの優しさ

「あはは、詩織ちゃんテンパりすぎだよ」



冬斗さんは爽やかが一番似合うようにくしゃっと笑った。


その笑顔が眩しくてずっと見ていられなかった私は紛らわすように夏希を見た。


「じゃあ俺本気出すけどいいんだな」






その言葉の意味が分からなかったがなぜか夏希は冬斗さんをまっすぐに見てそう言った。


「うーんとどういう意味でしょうか…」



私は頭に?マークを着けながら2人を交互に見た。