オフィスの灯りを消して
短編『オフィスの灯りを消して』
はじまりはいつも突然…
『え…嘘でしょ…?』
雪華は取引先から送られてきた一枚の紙を見つめ呆然と立ち尽くしていた。
今日は12月24日。世間ではクリスマスイヴとやらで盛り上がりをみせているが、こちとら年末の忙しさでそんなものを感じてる場合じゃない!
『立花さん、今日はお先に失礼しま〜す!』
『あっ、こんな時間!俺もお先です。』
『……。』
どうやらそんな事を思うのは、相手がいない者だけのようだ…。
『…はぁー。』
雪華は溜息をつくと持っていた紙と共に自分の席に座る。
定時ギリギリに送られてきたこの不幸の手紙のような注文書…確実に雪華を「残業」へと導くのだったーー。
雪華は取引先から送られてきた一枚の紙を見つめ呆然と立ち尽くしていた。
今日は12月24日。世間ではクリスマスイヴとやらで盛り上がりをみせているが、こちとら年末の忙しさでそんなものを感じてる場合じゃない!
『立花さん、今日はお先に失礼しま〜す!』
『あっ、こんな時間!俺もお先です。』
『……。』
どうやらそんな事を思うのは、相手がいない者だけのようだ…。
『…はぁー。』
雪華は溜息をつくと持っていた紙と共に自分の席に座る。
定時ギリギリに送られてきたこの不幸の手紙のような注文書…確実に雪華を「残業」へと導くのだったーー。
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