絶対零度の鍵

「どーしたの?そんなに慌てて…」




そんな大した距離ではないのに、ぜぇぜぇと息を切らすおばちゃんは、やっぱりおばちゃんだ。




「これ見てよ!」




その手には一枚の紙切れがつままれている。




「―え?」




受け取って、まじまじとそれを見つめた右京は思わず、呟く。




「はぁーーー?????」



そして、肩をわなわな震わせ、力の限り、叫ぶ。









「ふっっっっっっざけんなーーーーーー!!!!!!!!」

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