絶対零度の鍵
________________________
背中に、鈍い、痛みが、する。
「ってぇ…」
余りの痛さに、眉間に皺が寄っているのがわかった。
あれ。僕、目瞑ってるのか。
視界が真っ暗なことに、今更気付く。
あー。なんだって僕、こんな満身創痍な感じでいるんだろう。
とにかく全身が打ったように痛くて、重い。
えっと、何があったんだっけ。
とにかく、目を開けてみようと試みるが、長いことぎゅっと瞑っていたせいか、中々難しい。
えいっ。
心の中で僕は自分に掛け声をかけて目を開いた。
うわ。眩しい。
なんか、懐かしい。
そうだ、これ。
太陽の陽射し、だ。