絶対零度の鍵



なぁ、蓮貴。


十の鍵を使う時。


僕を呼ばなくても。

何も変わらなかったのに。


僕に別れを告げたのは。

自分のしたことと、することを教えてくれたのは。


兄貴として、友として。


僕を想ってくれたんだって、思っていてもいいかな。
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