dracone amor
第1章:共存

リュファーナ国

東の窓から太陽の光が差し込んでいる。
(もう朝……?まだ眠っていたいわ)
少女はベッドから体を起こす。長く美しい髪が日の光に照らされていた。
(また……同じ夢を見ていたのね)


「おはよう!」
「おはようございますラジス様。朝食の準備ができております」
「ええ、すぐに行くわ」
「おはようラジス。今日は朝から嬉しそうじゃな」
「トローキー!だって今日は母様と森へ!」
「そうじゃったな。ラジスは、本当に森が好きじゃな」
「ええ、大好きよ!」
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