海に写る月

「そう言うなら…良「辞めろよ。見苦しいの分かんねぇの?」

半ギレで俺に食らいついてきた。


「あ?誰だよ。」

「辞めるも何もただ、ケー番聞いてただけだけど?」


俺にガン飛ばしてるのか、分からないが細長い目でこっちをガン見してきた。


「桜井 白」


まぁ、誰?と聞かれたから答えましょうや。


「んな、事はどうでもいいんだよ!」


聞いたのはどっちだよ…。


「あ、駅に着いた。」


そんな小学生でも見たら分かるような事を言って誤魔化した。

言葉を言い終えると共にドアが開いた。

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