L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
「とにかく!誘ってみたら?」

「でも…。」

「でも?」

「でも、もし先生OKしてくれなかったら…。」

「あのねぇ、言っておくけど逆にOKしてくれる方が凄いんだからね。」

「そっか…。」

「そうそう笑。」

「…1回言ってみようかな。」

「言ってみなよ!」

いつも後押しをしてくれる瑞希。

「ダメ元で言ってみるか。」

…私はそれに答えないとね。

「そうするべき!」

そう言ってニカッと笑顔を向けてくれる。

太陽の様な笑顔にこれまで何度助けられた事か。
< 11 / 105 >

この作品をシェア

pagetop