L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
「ごめんね。」

浮かれてなんかいなかった。でも言えた事に嬉しいと言う感情があった。

でも、先生の口からは案の定の言葉が出てきた。

予想はしていたけど、言われると辛いものがある。

「い…いいんです。私が勝手に回りたいなぁって思っただけで…。」

「あゆむさん…何か勘違いしてない?」

「えっ。」

「私も部活の方があってその時間は身動き出来ないけど、それ以外なら回れるよ?」

「ほんとですか!?」

「ええ笑。」

「それならそうと言ってくださいよ。」

「いや、言ったよ?笑。」

「言ってないです。なんなら今までの文章読み返してください。」

「あゆむさんちょっと何言ってるか分からないかも…。」

「とぼけないで下さい。」

「テヘっ笑。」

「テヘっ笑。じゃないです。」

くっそ可愛いとこして…ますます惚れるじゃん。

歯止めが利かなくなってくるじゃん…。
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