L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
ポテトを食べ終わり、色んな模擬店を見て回る。

可愛い雑貨を売っているクラスがあったので、そこでブローチを2つ買った。

気に入ったモノを2つ買うのは昔からの買い物癖。もし1つが壊れてももう1つあると思うと安心して使える。

「あゆむちゃん。文先生の所見てみる?」

「いいよ別に後から会うんだし。」

文先生が顧問のクラブ…。ボランティア部は毎年ハーブを売っている。

毎年買っているけど、それは文先生に会うための口実でしかなかった。

でも今年は一緒に回れるのだから行くつもりは無い。

「いいじゃん笑。先生喜ぶよ?」

「商品買わないから邪魔になるだけ。」

「買ってあげなよ笑。ハーブ好きでしょ?」

「うん。まぁハーブ好きだけどさぁ。…はぁ、仕方ないから行ってあげるか」

「あゆむちゃんツンデレww」

「うっさい。」
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