L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~

「よっとっ…!」

ワークは重いけど、根を上げる程の重さではない。

「あ、ごめん大丈夫?」

「大丈夫です。力には自信あるので。」

「あゆむさん凄いわね…。小さい体で…。」

…そう言われても無理は無い。

先生とは対照的に身長が低い私。

150cmなんて夢のまた夢。

皆からは小さくて可愛いと言われてるから…。まぁいっか。

「半分持つね。」

そう言うと先生は上半分のワークを持ってくれた。

先生だってCDデッキと教科書持ってて大変なのに 。

「ありがとうございます。」

「いえいえ笑、って頼んだの私か笑。」

「…のりツッコミですか?」

「えへへー笑。」

ホント先生のそうゆうところに惚れるんだよ。
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