L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
「あゆむちゃーん笑笑笑。」

「なに?」

「いい感じじゃーん笑笑!」

これがいい感じなのか分からない。だって第三者から見たら普通だもん。

「いい感じなのか?」

「だって手とか繋いじゃってさ~。おまけにさっき買ったブローチまで渡しちゃって笑。普通しないでしょ。」

そう言われると普通では無いのかなと考える。でもそれよりもお化け屋敷の事が思い出されて恥ずかしくなる。

「うわ顔真っ赤だよww」

「うっさい。だって私何してんのよ。ってなるよ?!」

「まぁお化け屋敷はあゆむちゃんの行動力に驚いた。あ、ブローチもか。でもさっき先生の行動はもしかして…先生もあゆむちゃんに気があるとか?」

「私に?!ないない!絶対無いよ!!」

でもあって欲しいと願うし、どうせ叶うわけないのに高望みしちゃうんだ。

私の気持ち…。先生気付いているのかな。
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