L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
「上村先生を納得させるの、ほんっとに大変だったんだから!」

「あの人頭良いけど硬いもんな。」

「ホントにさ!正直さ説得する暇あるなら勉強したいんだって!」

「それ分かる。焦げパンは言ってる事としてる事が矛盾してるんだよ。」

「それめんどくさいよね。」

「だから一々言った事を最初から言わないといけないから結果イライラする。」

「…お互いに同情するわ。」

「ホントにな。…でも藤咲は一般受験のイメージ無いな。」

「え?指定校で行きそうに見えた?」

「正直言うとね。やっぱり国際だし。だから生物一緒になった時本当に驚いたんだ。」

「まぁ…。生物は好きだから取っただけなんだけどね。まず受験科目に理科無いし。」

「あれ?無かった?」

「国語、英語、社会あと数学の中から2科目だから英語と日本史で受験。」

「やっぱり文系だな笑。」

「当たり前じゃん笑。工学は社会が理科に変わっているんでしょ?」

「言われてみれば社会科目無いな。私は数学と生物だね。」

「でしょ?さすが理系さまさまだわ笑。でもさ…、何も被ってないから教え合い出来ないじゃん!」

「まっ、それは仕方ないな。」

「ううっ…。」

お互い悩みが多い事…。
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