L'a maro e dolce amaro ~甘くて苦い恋の味 ~
「さ、そろそろ下校時間になるから。」
時計を見ると5時半の5分前。
「バスそろそろじゃない?」
近くに電車は通っておらずバスが走っているだけの場所。
しかも30分に1本なので中々の不便さだ。
でもバス停は目の前なのが有り難い。
「藤咲帰ろっか。」
「うん。」
「気をつけてね。」
笑顔で呟く先生。…やっぱり可愛い。
「ありがとうございます。あ、先生。」
「何あゆむさん?」
「明日の木曜日…。聞きに行ってもいいですか?」
本当は大丈夫だけど行ってみる。
でも何だかんだ言って、個別で教えてもらった事無い。
色んな事を話せるチャンスだ。
「明日?確か何も無いはずだから大丈夫だよ笑。」
「本当ですか?」
「ええ笑。」
「では明日お願いします。」
「はーい了解。場所は職員室でいいかな?」
「はい。」
「私も行ってもいいですか?」
「祥香ちゃんも?」
「私はいいけど、あゆむさんはどう?」
祥香…多分分かってくれてる。
「大丈夫ですよ。」
「じゃあ、明日職員室で待ってるね笑。」
「はい。ありがとうございます。」
「藤咲そろそろバスの時間が危ないぞ?」
「えっ?…本当だ。急ごう!」
「気をつけて帰ってね笑。」
「ありがとうございます。さようなら。」
-キーンコーンカーンコーン-
丁度よいタイミングでチャイムが鳴る。
私達は急いで校舎を後にした。
時計を見ると5時半の5分前。
「バスそろそろじゃない?」
近くに電車は通っておらずバスが走っているだけの場所。
しかも30分に1本なので中々の不便さだ。
でもバス停は目の前なのが有り難い。
「藤咲帰ろっか。」
「うん。」
「気をつけてね。」
笑顔で呟く先生。…やっぱり可愛い。
「ありがとうございます。あ、先生。」
「何あゆむさん?」
「明日の木曜日…。聞きに行ってもいいですか?」
本当は大丈夫だけど行ってみる。
でも何だかんだ言って、個別で教えてもらった事無い。
色んな事を話せるチャンスだ。
「明日?確か何も無いはずだから大丈夫だよ笑。」
「本当ですか?」
「ええ笑。」
「では明日お願いします。」
「はーい了解。場所は職員室でいいかな?」
「はい。」
「私も行ってもいいですか?」
「祥香ちゃんも?」
「私はいいけど、あゆむさんはどう?」
祥香…多分分かってくれてる。
「大丈夫ですよ。」
「じゃあ、明日職員室で待ってるね笑。」
「はい。ありがとうございます。」
「藤咲そろそろバスの時間が危ないぞ?」
「えっ?…本当だ。急ごう!」
「気をつけて帰ってね笑。」
「ありがとうございます。さようなら。」
-キーンコーンカーンコーン-
丁度よいタイミングでチャイムが鳴る。
私達は急いで校舎を後にした。