L'a maro e dolce amaro ～甘くて苦い恋の味 ～

あれから先生は生徒を当てる事なく､黙々と進めていった｡

正直先生は､長文教えるより文法教える方が上手いと思う｡

長文だとたまに何言ってるか分からなくなり､生徒の頭上にはクエスチョンマークが飛び交っている｡

多分先生自身も文法が得意だと思う｡

でも､そんな先生の授業も後数える程しかない｡

1月に入れば､進路決定者は自由登校になる｡もちろん一般受験組は学校でラストスパートをかける｡

通常授業では無くなるので､担当がまた変わってくる｡

必ずしも英語が先生という訳ではない｡

だから１回１回の授業大切に聞く｡