いつも、君と。
それからのあたしの1日1日は、ひどいものだった。
毎日何かしら物が無くなり、机の上には花と落書き。
トイレの中に閉じ込められては、上から水をかけられる始末。
犯人は分かってた。ミホ達だ。
ゆきとまいは、それから一言もしゃべってくれなかった。
物が無くなったり、毎日制服を汚して帰ってくるあたしを見た両親が、転校を進めてきた。
誤解を解きたくなかった訳じゃない。でも、正直いうと、逃げ出したかった。
ずっと、誰かに助けて欲しかった。
そしてあたしは、2年の夏に、転校した。
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――――キーンコーンカーンコーン・・・
「あやぁ~~、パン買いに行こッッ♪♪」
昼休みのチャイムと共に、里奈が声をかけてきた。
「ウン☆」
「ほら~ッ、あさみも行くよぉッ??」
ぐーぐーと寝息を立てているあさみを起こしながら、里奈が耳元で叫ぶ。
「ん~~~・・・。」
「ホラホラッ、起きてッッ!」
眠たそうに目をこするあさみを連れて、あたしと里奈とあさみで、パンを買いに行った。
他愛の無い会話。
あたしにとっての「今」は、かけがえの無いものだった。
今は、あさみと里奈と居れる事で、毎日が幸せだった。