いつも、君と。


――――――――………ジ


リリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ



バンッッ!!!
「……っるさぁぁい!!!」

ハッ。今何時!!??


止めた目覚まし時計を覗き込む。
時計の指す針は短いのが7を、長いのが5を指していた。



7と5……。7と………。

……………。


7時25分!!!!!!!!!!!!!!


「ヤバッッ!」

ガバッと起き上がると、すぐに制服に着替えて朝の準備をする。


ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!!!!!!!
あの人を見れるのは朝だけなのに!!





歯を磨いて、髪をセット。
超早かったけど、それでも時間は30分を少し過ぎていた。


いや、まだ間に合う!間に合わせる!



「文乃ぉ~~、朝ごはんはぁ~???」
「いらない!学校行く時になんか買って食べる!!」

母親ののんきな声に適当に返事をしながら私は家を飛び出す。


「いってきまぁぁ~~す!!!」












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