綿本早香の壁ドン指南
「なあ、綿本。僕、どうしたらいいんだろうな?」
「何をや? シンバルのことやったらひたすら練習するしかないで」
「うん」
「火野辺先輩のことやったらな、せっかく壁ドンしてもろたんや、水岡先輩の方からも火野辺先輩に壁ドンし返したりーな」
「そんなのしちゃっていいのかな…」
「ええやん、火野辺先輩も自分からしてはるぐらいなんやし、嫌いやないやろ。ここは一つ男らしくドーンといったりや!」
「うーん…」
後輩にこんなアドバイスをもらってる時点で男らしくはないと思う。
「ええか、先輩? 壁ドンするにあたって一番重要なんが何かわかるか? それはな、壁ドンを実行するためには、まず相手に壁際に立ってもらわんといかんゆーことや。せやからまずな…」
「何をや? シンバルのことやったらひたすら練習するしかないで」
「うん」
「火野辺先輩のことやったらな、せっかく壁ドンしてもろたんや、水岡先輩の方からも火野辺先輩に壁ドンし返したりーな」
「そんなのしちゃっていいのかな…」
「ええやん、火野辺先輩も自分からしてはるぐらいなんやし、嫌いやないやろ。ここは一つ男らしくドーンといったりや!」
「うーん…」
後輩にこんなアドバイスをもらってる時点で男らしくはないと思う。
「ええか、先輩? 壁ドンするにあたって一番重要なんが何かわかるか? それはな、壁ドンを実行するためには、まず相手に壁際に立ってもらわんといかんゆーことや。せやからまずな…」