レインボーマジックイン!

2節)悪魔の襲撃

さっきまでまだ明るかった外も、雲がとても分厚くなり、もう夜かと思うくらい暗かった。

入学式を終えた虹子奈は一人、寄り道をして帰っていた。
じめじめしていて、とても気持ちが悪いし足取りが重くなる。

「はぁ…なんかだるいなぁ…」

そのトボトボ歩いている虹子奈の後ろから…

ある声が聞こえてきた。

「…あいつだ」

「よく見つけたね、白馬」

「あはは…あの子魔力強いからさ、少し分かりやすいんだよね」

という会話が小声で繰り広げられていた。


しかし、その姿は虹子奈や周りの人には見えていなかった。

「有栖ちゃんの闇魔法のおかげで楽な追跡が出来そうだよ」


「あ、魔力が消えそう…」


………………………


「えええええーーーー⁉︎」


「と、とりあえずその辺に隠れて!」


「う、うん!」


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