レインボーマジックイン!
「大丈夫か?」
虹子奈は声のした方に顔を向けた。
そこには眼鏡に赤い髪、眼鏡外したらきっともっとイケメンだろう。と思う位の男の人がいた。
結構年齢上なのかな…と思ったが、白馬と同じく青のケープを羽織っている。
虹子奈の頭に、入学式の光景が映し出された。
赤い髪…確か……
「あなた…生徒会副会長の…」
「話は後だ。今は後ろに下がっていろ」
あぁ、話聞いてくれなかった…。
「確か…生徒会副会長の紅麗遠さん…」
と思っているうちに、麗遠は少年の方へ走って行ってしまった。
速い____!?
虹子奈は麗遠が走る一部始終を見ていたが人とは思えない速さだ。
チーター?新幹線?いや、それよりも速い。
「一体この人たちは何者なの…?」