レインボーマジックイン!
「ここは僕が…先手を切ります」
紫苑が迷うことなく一直線に、少年の方へと向かった。
紫苑は手に力を込め、紫色の霧みたいにモヤモヤしたものを宿していく。
どんどん少年との距離は近くなり、その距離は2mになった。
手に込めていた力をさらに強める。
手に宿していた【毒の霧】はついに紫苑の全身を覆った。
紫苑は最大限に込められた毒の霧を右手に集中させ、右手を少年の方へと向ける。
「イャート・バレット…!」