レインボーマジックイン!
「今日は仕事がたくさんあるのですか?」
虹子奈が生徒会室に入ってなおも、椅子で回り続けている白馬は苦笑いをした。
「うん、まぁね。
ほら、近々体育祭があるからさ。
体育祭って生徒会主催だから忙しいんだよね…」
「体育祭ですか…」
あの山積みになっている紙の束、全部が体育祭の資料なのかは定かではないが、忙しいのであろう。ということを虹子奈は察した。
実際、虹子奈は運動が苦手であり、体育祭は虹子奈が1番嫌いとしてる行事である。
その体育祭が高校初めの行事とわかると、肩が重くなったような感覚がした。
「はぁ…」