レインボーマジックイン!
ずっと笑いを殺している白馬に、麗遠は顔をしかめる。
麗「おい、白馬。何を話している。」
その言葉に白馬は苦笑いをしながら何とか言葉を発した。
白「な、なんでもないよー団長さーん!」
「あ」
今…団長って…
と虹子奈が思ったのと同時に、白馬の頭に麗遠の強烈なゲンコツが飛んできた。
白「ぐはっ⁉︎」
うん、自業自得…だね…
虹子奈は白馬を哀れな目で見た後、澄まし顔でいる麗遠を見た。
麗「別に俺は好きで団長になったわけじゃない。好きでなったわけじゃない。」
再び椅子にドカッと座った麗遠を疑問に思いながら、
「(今…なんで二回言ったんだろう…)」
と虹子奈は心の中で呟いた。