最後の恋愛
「大和。」

「へ?」

顔を上げると、大麦の顔が近くにあった。

ええ、路チュウとか・・・。

ありえないと思うよりも先に、ついばむようなキスをおとされる。

こういうことできちゃう人だったんだ、大麦隼人。

私の赤面率は急上昇だ。

まだ、何の告白も聞いてないうちから、大麦を男として意識してる。

というか、させられてる。

もう、2回もチューしちゃったよ。

「大和。」

雑踏の中、顔を上げた私の耳元で大麦が囁いた。

「今日から、お前は俺の女だから。」

マジ・・・、マジかぁ・・・。

カァァァァと顔が熱くなる。

一気に全身の体温が顔に集まってるんじゃないかと思うくらいに。

ダメ押しに、大麦はこう続けた。

「もう嫌だって言うくらい、愛してやるよ。」

悪い予感しか・・・しない。
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