OUT
―…俺だって…すっごい嫌な予感がするよ…
―けど…そんな事ばっかり言ってらんねぇもんな…
深美は慎重に部屋の中に入る。
殺風景すぎる…
気持ち悪い…
「…はぁ…」
変な汗が滲み出る。
「…窓…ないな…抜ける道も………!」
その時。
深美は奥の、光るなにかを見つけた。
「…なんだ…あれ…」
深美は恐る恐る、その光るなにかに近づいた。
「……鍵……?」
その光っている正体は、何かの鍵だったみたいだ。
ご丁寧に、メモをテープで貼っている…。
メモ………?
深美は暗闇に慣れた目で、メモに書いてある文を読んだ。