OUT

それを見た瞬間、驚きの余り、深美は体が震えた。



「ま…まり…真理和……!!!!」



ついには声も震え出した。


深美はそれを握りしめると、震える足を引きずって真理和の方へ向かった。


「深美??」


「まじで俺達…外に出れるぞ!!!やった…真理和ぉ!!!」


真理和は頭の上に?マークを浮かばせている。


「出口の場所がわかった!!!鍵もある…!!俺達…帰れるんだよ!!!」


それを聞いた瞬間、真理和は急いで深美の元へ駆け付けた。


嬉しさの余り、涙が止まらない。


「やったな!!!早くみんなを連れてこなくちゃ…!!流石エジソン!!もはや…エジソンより偉いよ!!!」

深美は泣きじゃくる真理和をなんとか宥めた。



「馬鹿!!ずっと一緒にいたのに、俺がエジソンより偉いこと、知らなかったのかよ!!ばーか!!!」



そんな事言ってる深美も、涙が止まらなかった。






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