OUT
「お前…ふざけん」
「ふざけんなよ!!桐田ぁ!!!」
…………え?
永遠が桐田になにか言おうとした瞬間、誰かの声がかぶった。
その声の主は………
「………尚…」
永遠の親友、尚だった。
とても怒っているみたいだ。
「……な…なんだよ尚ぉ!!」
桐田はヒステリックに叫んだ。
すると尚が、桐田の胸倉を掴み、言った。
「川里さんはそんな事いわねぇよ!!お前…卑怯だぞ!!!」
尚がそう言うと同時に、桐田が叫んだ。
「いいだろが!!!こいつもう参加しますって言ったんだ!!!!俺には関係ねぇ!!!!」
「ふざけんなよ桐田!!!」
なんで尚はこんなに必死なんだ?
俺は混乱する頭を必死に動かせた。
「……尚…?」