OUT



「………夢……痛かっただろう…?………」



真理和は夢の開きっぱなしの瞼を優しく閉ざすと、その場を離れた。





夢の変わり果てた姿を見て、悲しく、胸がちぎれるような感情が頭の中にできたのと、他のみんながより、心配になった。


華菜や…

竜…

ネロとか、

永遠は…無事なのか?



「……も…これ以上死ぬんじゃねーぞ…!!頼むから無事でいてくれ…!!!」


真理和はまた、みんなを捜すため、走った。




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