OUT
「永遠……」
ネロはゆっくりと起き上がり、永遠の近くまで行った。
「…ネロ…!!!ごめんなぁ…!!全部俺のせいだ!!!」
永遠は泣きながら、フェンスのような扉を揺らす。
ネロは優しい笑顔を見せた。
「……言ったでしょ?」
「………え?」
「…永遠は絶対に死なせないって…」
永遠は涙を流して、ネロを見た。
「何言ってんだよ!!今から死ぬみたいな事言ってんじゃねえよ…!!」
ネロは永遠の手を、包むように握った。
「……永遠…」
ギュウウゥン……
「「!?」」
永遠は下を見た。
エレベーターの真下の床が、ゆっくりと開いた。