OUT
………竜…
本当…頼れる存在だったよな…?
親父の敵を討ちたいって言ってた竜が…最高にかっこよかったよ…
…助ける事ができなくて…ゴメンなさい……
「……ネ…ロ…」
いままで、知らないふりしてて、ゴメンな…もっともっと…一緒にいたかった…
ネロ…本当…ゴメン…
あと…ありがとう……
大粒の涙が、永遠の頬を伝う。
「みんな…ごめんなぁ!!!俺達…生きるから…精一杯生きるから…!!!」
目一杯大きい声で、叫んだ。
永遠の声が、虚しく響き渡る。
真理和がドアに鍵を差し込んだ。
――――ガチャ………