OUT
耳を疑った。
「……………ぇ…」
頭の中が真っ白になる。
永遠の中で、怒りや、悲しみ、色々な物が混ざり合う。
「まぁまぁ、その話は将軍がじっくり話してくれるだろう…夢を潰して悪かったな…ははは!」
なにが面白い?
なにが楽しい?
ふざけんな。
馬鹿にするな。
い い か げ ん に
し て く れ … 。
永遠の中の何かが、プツンという音をたてて、切れた。
体が勝手に動き、我にかえった頃には、その笑う軍人に、拳を喰らわせていた。
―――ドサァ!!!!!
「………!!!」
みんな、固まってしまった。
殴られてア然としていた軍人の顔が、みるみる怖くなった。
「……貴様ぁ!!!!これが軍人に対する行為かぁ!!!!」
そう叫ぶと、その軍人は、持っていた銃を、永遠の方へ向けた。
けど、永遠の顔は、強張ったりしなかった。
ただ、真顔で軍人を睨んだ。
「……もういい!!!貴様みたいな人間、ここで死ぬがいいわぁあああ!!!!!」
そう叫ぶと、軍人は銃を永遠目掛けて…
――――――ダァアン!!
――ドシャ……