OUT


工藤は気持ち悪い笑いを見せると、自分の銃を、永遠の方にやった。


「…へへ…将軍に許可を貰ったら別にいいよな…」

工藤は銃をカチ…と鳴らせる。



「…バイバイ…奇跡の生還者ぁ」


工藤が銃を撃とうとした瞬間、真理和が銃を長い足で蹴り飛ばした。





――――カラカラカラ!!!




小柄な銃が、赤い絨毯の上に転がった。



「………く…!!!!」


工藤は腕をオーバーに隠すと、真理和を睨みつけた。


「…クソガキが!!!!!」



工藤が真理和の胸倉を掴んだ瞬間だった。



――――ダァン!!!




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