OUT
その人達は、金髪の髪と、赤に近い髪を揺らしながら、二人に近づいてきた。
「…自主的に参加したのか…?お前達?」
金髪の方が、さきに喋りかけてきた。
永遠は苦虫を噛んだような表情をして、呟くように言った。
「…半…強制的なもんだよ…」
永遠は手をぎゅっと握ると、また金髪を見た。
金髪は下を向き、
「…そうか…ごめんな…」
…と申し訳なさそうに言った。
すると赤髪が、ネロに向かって喋りだす。
「こんなか弱そうな娘まできてるなんて…!!君も強制か!?」
するとネロは
「…自主参加者だょ…」
……つ言った。
その言葉に、二人は戸惑いを隠せないでいるみたいだった。