OUT

その人達は、金髪の髪と、赤に近い髪を揺らしながら、二人に近づいてきた。





「…自主的に参加したのか…?お前達?」

金髪の方が、さきに喋りかけてきた。


永遠は苦虫を噛んだような表情をして、呟くように言った。


「…半…強制的なもんだよ…」



永遠は手をぎゅっと握ると、また金髪を見た。


金髪は下を向き、
「…そうか…ごめんな…」
…と申し訳なさそうに言った。


すると赤髪が、ネロに向かって喋りだす。


「こんなか弱そうな娘まできてるなんて…!!君も強制か!?」


するとネロは
「…自主参加者だょ…」
……つ言った。


その言葉に、二人は戸惑いを隠せないでいるみたいだった。





< 25 / 334 >

この作品をシェア

pagetop